暗いところで待ち合わせ / 映画

〜 〜 〜あらすじ〜 〜 〜


交通事故によって視力を失ったミチルは、最愛の父親をもなくし、 深い悲しみを胸に、
大きな家にたった一人で暮らしはじめる。
いつものように穏やかな時を過ごしていたミチルの耳に、家のチャイムが聞こえた。
玄関のドアを開け、「どなたですか?」という問いにも、何の返答もない。
そのとき一人の男がミチルの脇をすり抜ける…。
男の名は、大石アキヒロ。
ミチルの家の前の駅で起きた殺人事件の容疑者として警察に追われ、身を隠すために、
ミチルの家に忍び込んだのだった・・・。


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乙一さん原作の「暗いところで待ち合わせ」


思ってたよりもおもしろかったです。目の見えない主人公の家に、もう一人の主役が忍び込むもんだから極端に言葉の少ない映画に思えました。勿論その分演技が光るわけですが、やはりこういう面は小説のほうがいいように思えました。どうしても会話という会話がほとんどないために、入り込みにくく、入り込めないと退屈してしまいます。


また、原作を知っている人にありがちなのですが、自分の原作に対する考え方を引きずってしまう。
映画版ではちょっとした変更点から、主人公の考え方とかもかわってきてるはずなのですが、ついつい原作と比べ、ここはそうじゃないよ!とか思っちゃいます。


やっぱ映画より本だなぁ。