相方 〜愛・おぼえていますか〜
無事高校の卒業式も終わりその日は打ち上げで盛り上がった。
相方「おーい まーちん、お前大丈夫か?」
まーちん「うい〜〜?あははだいじょーぶだいじょーぶ〜〜」
相方「こらあかんわ・・・」
いくす「見事にみんな酔いつぶれてんな」
相方「酔いつぶれてるやつこのままほって帰るのんはまずいなー。立たれへんやつもおるし」
いくす「やねぇ・・・」
相方「とりあえず俺はまーちん家まで送るわ ちょっと遠いけどお前もくるか?」
いくす「ん?んー・・・いこっか。終電なくなったらそんときはそんときやわ」
まーちん「あははー」
いくす「他の子らはどうすんの?」
相方「あっちは社長らおるし任せといて大丈夫やろ」
いくす「うーん、福田たんは完全にみっちゃんにべったりされて困ってるけどねぇ・・・まぁあっちも一緒に連れてかえるか」
福田たん「おー まじ助かるわ; みっちゃんにからまれてるせいで俺酒一杯も飲まれへんかったし・・・」
みっちゃん「福田たん〜 大好き〜♪」
福田たん「勘弁してくれ・・・」
相方「ずっとここおってもしゃーないし帰るぞ」
いくす「おーう」
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
いくす「で、あんた道わかんの?」
相方「任せろ。俺は難波からいつもけちって日本橋(電気街)まで歩いていく」
いくす「なるほどなぁ・・・なぁなぁ福田たんとみっちゃん向こういったで?」
みっちゃん「福田たん〜向こういこー コーラ買ってほしい♪」
福田たん「ぎゃー イクス!!助けてくれーー!!」
いくす「どうすんの?」
相方「ほっとけ なんとかなるやろ・・・それよりこっちもまーちんおるしはよかえろうぜ」
いくす「福田たん・・・成仏してね:;」
まーちん「なーなー なんでみっちゃんたちあっちいったんー?」
いくす「いやーなんか あの二人らぶらぶやん?こっから二人でどっかいくらしいよ〜〜」
まーちん「えーー!?まじまじ?あの二人が??きゃーーーー」
いくす「だから、な ほっといたげよ?」
まーちん「そうかーついに福田たんに彼女か〜〜」
いくす「うんうん。応援いてあげようねー」
まーちん「おーー じゃ、かえるぞーーー」
相方「お前うまいこと言うな 関心したわ」
いくす「そう?」
相方「おう 連れてきてよかったわ」
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
いくす「うわー 電車普通しかないんかー。こりゃ時間かかるなぁ」
相方「しゃーない。やめとくか?」
いくす「っていってもいつの間にかまーちん、相方くんから離れてこっちにべったりやからなー」
まーちん「あははー」
相方「じゃ 乗るかー」
いくす「おーう」
がたんごとんがたんごとん
いくす「しかしさー まーちんところ親厳しい言うてたけどこんなべろべろに酔って大丈夫なんかいな?」
相方「俺に聞くなよ・・・。でも厳しいって話は聞くな」
まーちん「うう・・・。しもっちになぐられる〜〜;; あの子空手ならってるからこわい〜;;」
いくす「えぇ!?しもっち??なんでしもっちなんやろ。てかえらい言われようやなぁw」
相方「まーちんの中ではあいつそういう風に見られてるんか?w」
いくす「おもろいなーw 大丈夫大丈夫しもっちそんなことせーへんって」
相方「しもっちやさしいでー」
まーちん「ほんまにー?」
いくす「うんうん ちょーやさしいよ!」
まーちん「そういえばなんで二人ともここまできてるん〜?」
いくす「え?何言うてるん?うちらの家もこっちやん?」
相方「そーやそーや。俺ら引越ししてん だから一緒に帰ろうぜ」
まーちん「えー うふふー。あやしいなーこのこのー」
いくす「あっはっはっはっは」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
いくす「やーっとついたかー」
相方「家の行き方わかるか?」
まーちん「うんうん こっち〜〜」
いくす「おっけーじゃぁいこー」
まーちん「二人ともこっちなん〜?」
いくす「そうそうこっちこっち〜。」
まーちん「お!あったあった あれがあたしん家なのだー」
相方「うおおおお でけぇ・・・。」
まーちん「うーそぴょん♪これにはタコ坊主くんもだまされたことがあるのでーす」
いくす「はーこれはやられたな。そういえば前まで二人は付き合っててんなー」
相方「もう別れたらしいけどな」
まーちん「で、ほんとのあたしん家はここ〜」
いくす「お、ここかー。じゃピンポン押すわ」
相方「押さなくていい」
いくす「・・・・ふーん」
相方「ほんだら俺ら帰るわ じゃぁな」
まーちん「おやすみなさーーい」
☆★☆★☆★☆★☆★☆
いくす「見送ってくれてるからってどんどん駅から離れていかんでも・・・w」
相方「引越ししたいうてもうたしなー」
いくす「お、消えた消えた。んじゃ帰りますか」
相方「しかしえらい時間かかってもうたなぁ お前終電いけるか?」
いくす「ギリかなぁ。もしかしたら途中で電車なくなるかもしれへん」
相方「それやったら俺ん家とまっていくか?」
いくす「ええん?それやったらええけど」
相方「おう、こいこい いつでも歓迎や」
いくす「あ、でもまって一応親に電話してみるわ」
ピポパ
いくす「あ、おかーさん?今日さ 相方ん家とまって帰ってもいい?」
はは「やめときなさい こんな時間から迷惑やろ あんたお金あるんやろ?タクシーで帰ってきなさい」
いくす「はいはい・・・」
相方「なんて?」
いくす「いやー迷惑やからやめとけやと」
相方「ええおかんやん」
いくす「んー?まぁねー」
相方「せや。お前酒飲んでなかったやろ。ほんとは飲めんねやろ?ちょっとくらい付き合えよ。ここまできてもらったしなおごったるわ」
いくす「いやほんまに飲まれへんねんけどなぁ。くれる言うんやったらもらうわ」
相方「しかし、こうやって二人っきりになったらほんまに高校卒業してんなって気分なるわ」
いくす「そうやねぇ・・・」
相方「俺みたいなやつ受け入れてくれるやつらなんてそうそうおらんで。ほんまええクラスやったわ」
いくす「・・・」
相方「なんだかんだでお前とは会うやろうし 会えへんやつらとかは忘れていくんやろうなー」
いくす「なかなか濃いやつらやけどなぁ」
相方「俺もなんだかんだでちょっと飲みすぎたかなぁ」
いくす「そう?他の子らに比べたら飲んでるわりに全然酔ってなさそうやけどね」
相方「飲みなれてるからな、おっと駅ついたわ。じゃーまた明日な」
いくす「おーう!また明日ー」