告白
告白するタイミングを逃し、どうしようかなぁと思案しながら帰りの電車に乗る。
ここで告白しちゃう?それとも電車降りてから?
あぁぁー!!もうUSJまで行って結局こんなところで告白かぁ、何やってんだか。
んー・・・延期しちゃおうか。いやいや、今日しかないでしょ?
むぅ。
気がついたらもう自分が降りる駅。
ぼーっとしながら電車を降りる。彼が降りる駅はまだ少し先なので私だけ降りる形になる。
だけど彼はなぜか一緒に降りてきて・・・
そっと私の肩に手を置いた
私が振り向くと
彼は恥ずかしそうに
ゆっくりと口を開いて
「あー…イクスさん。君のことが好きだ。愛してる」
ちょーびっくり。
私の気持ちは決まってたけど、わざと考えてるフリなんかしちゃう。
頭を下げてうつむき加減で
「………」
少しだけ小さな声で言ってみる。
「え?なんて?」
いじわるしすぎたかな?
今度はばっちりはにかみながら
聞こえるように大きな声で
大好きな彼へ
「お願いします^^」