ハサミ男

まんまと騙されてしまった。
叙情小説といえばどんでん返しが当たり前なんだけど、
今まで一度も見破ったことの無い私はどうやら鈍感らしい。


さてこのハサミ男、冷酷で残虐な殺人犯のくせに何故かのこ犯人は憎めない。
最後はどうなるのかと思ったけどこの結末にはこれはこれで納得。


同じくどんでん返し物とといえば「葉桜の季節に君を想うということ」
が真っ先に思い浮かぶが、本書はそれに負けず劣らずのよさだったと思う。


いやはや父も私もどんでん返し物が大好きということか。