姑獲鳥（うぶめ）の夏

えー昨年の夏に映画化された姑獲鳥の夏。思い出したかのように昨日レンタルビデオショップで借りてきて今日見ました。てかほんとに思い出しただけだけどｗ

キャストは堤　真一、永瀬　正敏、阿部　寛、宮迫博之、原田知世などなどとよく知ってる人がでてきます。演技のほうはあまりにもずさんじゃなければそんなに気にしない性質なんで有名な人がたくさん出てくれると助かります。

で、肝心の内容のほうなんですがー。これはちょっと原作知らないときついんじゃ？てか原作読んでてもわかりにくいよ？って感じ。

そもそもこの作品。特に凝ったストーリーでもないしトリックもそんな大したもんじゃありません。それに原作が元々淡々としているお話なのでそこまで盛り上がる場面もなく映画化するには厳しいんじゃないかな。

じゃぁなんで原作がそこまで人気なのかというとやっぱり京極さんの力によるところが大きいと思います。特に凝ったストーリーやトリックじゃなくてもキャラクターの心理描写などによって読者の心をうまく掴めばそれは立派な本になると思います。

今回でいうとその部分は監督にあたると思うのですが・・・。元々小難しいお話のうえに特にこれといった感情移入の場面も少なく監督もうちょっとがんばってくださいよ。といった作り方でした。

まぁこんだけボカスカたたきましたが　原作を知ってる分にはそこまで酷いなと思わず（もっとひどい小説からの映画化なんかいくらでもあるので）こんなもんかなといったところでした。